ミニリフレックスサイトについて

ハンドガンのスライドに直接載せるタイプのダットサイトが登場したのは90年代後半のOptima2000が最初だったと思います。今回はこの後予定しているGlock連投の前に、予備知識としてこれらミニリフレックスサイト(MRS)と近年呼ばれるようになった小型ダットサイトを特集します。
レプリカでも実物でもMRS購入時の注意すべき製品の特長は、一般的なドットサイトと同じ明るさや精度や使い勝手の他に、フットプリント、ハウジングの厚さ、耐衝撃性が挙げられます。フットプリントはネジ穴等の位置で、現在の主流はRMR互換とDoctor互換のどちらかなので、取り付けるマウント/スライドがどちらに対応しているか確認してから購入しましょう。ハウジングの厚さはこの後具体的に説明しますが、ハウジングが厚い場合は前後をハイサイトにしても隠れてしまうことがあります。耐衝撃性は格安のレプリカ製品の場合は確認しようもないのですが、高速で往復するGBBのスライドに載せる場合、あっさり壊れてしまわないような製品を選びましょう。








RMR/SROのレプは市場にたくさんあるので選びたい放題です。一般的にハウジングの厚みは9.5mmです。写真のFDEのやつはメーカー不明の格安品ですが、メタリックではないかつボタンもFDEという変わり種で性能的には問題ないです。SROや新型RMRのRMR-HDは上部から電池の入れ替えができます。SROは実物は樹脂製です。レプは金属製かつ広いレンズの上部にはドットが映らないものが多いので、よほど安くない限り避けたほうがいいでしょう。うちのOptima2000は購入して20年以上経ちますが、全然現役で使えます。自動調光でカバー外すと点灯しっぱなしになり、一定時間放置で消えるとかもなく、さすがに屋外では光量は低く感じますが、CR2032バッテリーではなくCR2016バッテリーを2枚重ねにして電圧を倍加して光量を倍にする(そしてランニングタイムは半分になる)という使用方法が公式に認められています(マニュアルに記載されている)。これを認めているMRSは他に出会ったことがなく、他製品ではLEDが焼き切れる恐れが高いのでやめておきましょう。フットプリントは独自ですがネジ穴の位置はDoctorと同じ間隔です(ていうかDoctorよりもRMRよりも先に存在していたので)。VectorのFrenzyはDoctorフットプリントで、1X20X28はハウジングが超薄で実測で7.3mmしかありません。ハウジングが薄くないラインナップもあるので購入時は気を付けましょう。SIGのROMEO3MAXはよくできたレプでこれもDoctorフットプリント、ハウジングはRMRより厚めですがバッテリーを横から出し入れするデザインです。SIGの銃にはつけたくなりますよね。SwanpDeerは僕イチオシのメーカーで写真の3製品は全てRMRフットプリント、実銃対応で耐衝撃性は問題なし、光量も十分でドットの調整幅も多め、それでいて低価格です。そしてHDとEQCにおいてはハウジングが薄い(無印1×24は薄くない)。実測でハウジングの厚みは8.3mmでした。RMRレプとのたった1.2mmの違いがどうなるか、次の写真をご覧ください。


上写真左側は並べてみたところ。SwanpDeerのEQCのほうが薄いのがわかると思います。次の右側が、実際に取り付け覗いたところ。使用銃はマルイのG17Gen5にDetonator製ハイサイトで、5KU製マウントを介して取り付けてあります。薄型ハウジングのEQCは前後サイトがはっきり見えているのに対し、RMRレプはわずかしか前後サイトが視認できません。逆にRMRの標準ハウジング(9.5mm)でぴったりなハイサイトの場合は薄型ハウジングのMRSだとサイトが大きく見えすぎて邪魔に感じます。SwanpDeer以外でもRMRフットプリントで薄型ハウジングは存在すると思いますが、SwanpDeerは普通に品質がいいのにAmazonでは9000円前後、正規代理店でも1万円台前半で買えますからねえ。Doctorフットプリントで薄型ハウジングが欲しい場合は超薄のFrenzy一択かと…。